近年、国内の一戸建て住宅に使用されている外壁材のなかで、もっともシェアが高いのが「サイディング」です。
一戸建て住宅の購入を検討している方のなかには、外壁に使用されるサイディングについて関心を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、一戸建て住宅の外壁に使用されるサイディングについて、リフォーム・メンテナンスの時期とそれらが必要な理由を合わせて解説します。
一戸建て住宅の外壁材に使用されるサイディングとは?
サイディングとは「サイディングボード」とも呼ばれる、一戸建ての外壁に使われる板状の外壁材です。
外壁材にはモルタルやパネルなどもありますが、近年ではこのサイディングが主流となっており、サイディングを使用した一戸建て住宅は全体の70%~80%に及ぶといわれています。
サイディングの施工方法は、工場で成形されたサイディングボードを壁に貼り付けていくもので、品質も安定しており、施工期間が短いのが特徴です。
また、サイディングには施工費用が安価である、耐水・耐候性に優れている、種類やデザインが豊富などのメリットもあります。
サイディングは「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」に大別され、国内でもっとも普及しているのは窯業系サイディングといわれています。
一戸建て住宅におけるサイディングのリフォーム時期とは?
一般的に、窯業系・金属系サイディングの耐久年数は20~30年程度、木質系で15~25年程度、樹脂系で20~30年程度とされています。
ただし、サイディングは定期的に塗装やコーキングなどのメンテナンスをおこなわなくてはなりません。
メンテナンスの周期は、窯業系で8~10年、金属系で10~15年、木質系であれば5~7年、樹脂系であれば20~25年ほどが目安となります。
目視できるサイディングの劣化症状として、目地の劣化、外壁のひび割れ・カビ・コケの発生、変色など、また指で触って粉がつくチョーキング現象などが挙げられます。
これらの症状が目立つようであれば、築年数や前回のメンテナンス時期に関係なく専門業者への相談をおこない、場合によってはリフォームを検討してください。
サイディングに塗装リフォームが必要な理由とは?
サイディングを含む外壁は、常に外気にさらされており、紫外線や雨風の影響を受けています。
サイディングが劣化した場合、雨水が住宅内部まで浸透し、最終的には雨漏れも発生しかねません。
また、サイディングが変色したり、カビ・コケが発生したりしてしまうと家の外観も悪くなってしまいます。
これらの不具合を防止し、サイディングの寿命を延ばすためにも、外壁を保護する塗装リフォームが必要になります。
まとめ
今回は、一戸建て住宅の外壁に使用されるサイディングについて解説しました。
サイディングは品質も安定しており丈夫な外壁材ですが、こまめな状態確認と定期的なメンテナンスが必要です。
サイディングのメンテナンス及びリフォームの時期や、それらが必要な理由をしっかりと把握し、大切な家を守っていきましょう。
三軒茶屋不動産は、三軒茶屋を中心に賃貸・売買物件の情報を豊富に取り扱っております。
お客様のさまざまなニーズに対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓