近年、コミュニティ型賃貸住宅と呼ばれる新しい物件がたびたび注目を集めています。
賃貸物件のオーナーにとっては空室対策に役立つ可能性があるため、どのような物件なのかぜひチェックしてみてください。
今回は、コミュニティ型賃貸住宅とは何かにくわえ、メリット・デメリットや経営のコツもご紹介します。
コミュニティ型賃貸住宅の概要や注目を集める背景とは?
コミュニティ型賃貸住宅に厳密な定義はないものの、入居者同士の交流を促す設備や仕組みのある住まいを指すのが一般的です。
コレクティブハウスやコモン付き賃貸物件などいくつかの種類があり、それぞれで詳細は少し異なりますが、特殊な共用スペースがあるのは共通です。
一見するとシェアハウスとも似ていますが、コミュニティ型賃貸住宅は住人同士のつながりが重視されており、シェアハウスよりもコミュニティが形成されやすい傾向があります。
コミュニティ型賃貸住宅がたびたび注目されているのは、単身世帯が増加した現在、人とのつながりを求めている方が多いからです。
また、ニーズの多様化や昨今のテレワークの広がりも、注目を集める背景に挙げられます。
コミュニティ型賃貸住宅のメリットとデメリット
コミュニティ型賃貸住宅の入居者は基本的に人とのつながりを重視しており、そのコミュニティが肌に合うと長期にわたって居住する傾向があります。
まだ新しいタイプの物件で競合が少ないこともあり、コミュニティ型賃貸住宅の経営は効果的な空室対策になりえます。
また、入居者にも住まいの運営者としての意識が芽生えやすく、物件の管理に積極的に参加してもらえる点もメリットです。
一方で、特殊な共用スペースが必要など、コミュニティ型賃貸住宅には一般的な賃貸物件とは異なる部分が多々あります。
運営にはどうしても手間がかかるうえ、維持管理費も通常よりかさみやすい点は、デメリットとしてよく確認しておきましょう。
コミュニティ型賃貸住宅を経営するコツ
コミュニティ型賃貸住宅は近年注目を集めているとはいえ、適切なターゲット設定は不可欠です。
物件の立地や方針などから十分な入居者を見込めることを確認してから、運営を始めましょう。
また、家主が先頭に立ってコミュニティの形成を推進できないと、物件の運営はなかなかうまくいかないものです。
物件の方針がオーナーにとって持続可能なものであることも大事なためご注意ください。
このほか、入居者によるトラブルを防ぐため、家賃の支払い能力のみならず、物件の方針に賛同しているかどうかも重視して入居の可否を判断することも必要です。
まとめ
コミュニティ型賃貸住宅は、入居者同士の交流を促す仕組みや設備のある住まいを指します。
実際に始めてみると現時点では効果的な空室対策になりえますが、管理の手間や費用は増える可能性があります。
需要をしっかり見極めてから運営を始めるなど、経営のコツもしっかり押さえておきましょう。
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