建物構造のなかでも、鉄筋コンクリート造は耐震性や耐火性などに優れています。
安全面を考慮したうえで、鉄筋コンクリート造の家に住みたいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、鉄筋コンクリート造の建物にはデメリットもあるため、知らずに購入すると後悔してしまうかもしれません。
そこで今回は、鉄筋コンクリート造のメリットとデメリットを解説します。
建物構造が鉄筋コンクリート造のメリットとは?
鉄筋コンクリート造の最大のメリットは、高い耐震性・耐火性・耐久性にあります。
地震が発生しても倒壊しにくく、また火災時にも燃えにくいため、自然災害が発生したとしても外へ逃げる時間を十分に確保することが可能です。
また、木造や鉄骨造など、ほかの建物構造に比べ、遮音性に優れているという特徴もあります。
隣人の生活音を気にせずに過ごせる点はメリットといえるでしょう。
構造材としての強度も高いことから、ほかの建物構造よりも設計の自由度が高く、広いリビングや大きな窓の確保も容易にできます。
建物構造が鉄筋コンクリート造のデメリットとは?
鉄筋コンクリート造にはさまざまなメリットがありますが、必ずしもすべてが優れているわけではありません。
たとえば、他の構造と比較して建築費が高くなる点はデメリットの1つです。
建物自体が重い分、地盤改良工事にも多額の費用がかかる傾向にあります。
また、防音に優れているとはいえ、隣の部屋との仕切り壁が薄かったり、コンクリートの密度が低かったりする場合は意外と音が響く可能性があるため、注意が必要です。
そのほか、「結露やカビが発生しやすい」「夏は暑くて冬は寒い」「鉄筋コンクリートの壁が電波を通しにくいためにモバイルWi-Fiが使いにくい」といったデメリットもあります。
鉄筋コンクリート造がおすすめの方は誰?
周囲の音が気になる方は、遮音性の高い鉄筋コンクリート造が向いているといえるでしょう。
また、耐火性・耐震性に優れていることから、安全性にこだわりたい方にもおすすめです。
鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年と定められていますが、実際には100年以上持つともいわれているため、長きにわたって快適な生活を送れるでしょう。
一方、ほかの構造と比較すると建築費が張るため、経済面に余裕があり、性能の優れた家に住みたいと考える方にも向いているといえます。
まとめ
鉄筋コンクリート造の住宅は、ほかの構造よりも耐震性や耐火性、遮音性などに優れている点が特徴です。
しかし、建築費が高い、結露やカビが発生しやすいなどのデメリットもあります。
鉄筋コンクリート造の住宅を購入する際は、メリットとデメリットをしっかりと確認したうえで検討しましょう。
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