お住まいの住み替えをおこなう際、売却代金だけでは住宅ローンを完済できないことがあります。
そういったときは住み替えローンの利用が有効ですが、審査が厳しく通らないことも珍しくありません。
今回は、住み替えローンの審査が厳しい理由と審査の内容、さらに審査に通らなかった場合の対処法について解説します。
住み替えローンの審査はなぜ厳しいのか
住み替えローンの審査が厳しい理由は、ローンの借入額が担保となる家の価値を上回ってしまうからです。
通常の住宅ローンは購入した家が担保であり、返済できなくなった場合はその家を売却して債権を回収します。
一方、住み替えローンは新居を購入するためのお金だけでなく、今住んでいる家のローンが上乗せされるので、担保となる家の価値以上の借入額となるのです。
返済が滞ってしまっても、その家を売却したくらいではすべての債権を回収できません。
そのため、厳しい条件を設定し、それをクリアできる方しか利用できないようになっているのです。
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住み替えローンの審査内容と利用条件
住み替えローンは通常の住宅ローンよりも審査内容が厳しく、金融機関によって詳細は異なりますが、以下に挙げる主な利用条件を満たしていなければ利用できません。
●実際に住むための家を新規に購入する
●住宅ローン残債が今の家の売却価格を上回り、自己資金を充てても返済できない
●住宅ローン以外の借入金を返済しており、住宅ローンの返済を延滞したことがない
また、通常のローンと同じように、審査内容には年収・勤務先・年齢などから判断される返済能力の有無も含まれます。
とくに個人事業主は、会社員や公務員と比較して審査が厳しくなる傾向があることにご注意ください。
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住み替えローンの審査に通らない場合の対処法
住み替えローンの審査に通らない場合でも、つなぎ融資やダブルローンなどの対処法があります。
つなぎ融資とは、新居の購入と今の家を売却するタイミングがずれるときに、半年から1年以内という短期間で借り入れる融資のことです。
不動産会社の買取保証制度とセットになっていることが多く、期日までに売却できなかったとしても不動産会社による買取が利用できます。
ダブルローンとは、今の家のローンと並行して新居の住宅ローンを借り入れることです。
ただし、毎月のローン返済額が2倍近くになるため、慎重に判断しましょう。
住み替えには住み替えローン以外にもさまざまな手段があり、豊富な知識が必要とされます。
大事な住み替えを成功させるためには、不動産会社に相談することもおすすめの方法です。
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まとめ
住み替えローンの審査が厳しいのは、借入額が担保となる家の価値を上回ってしまうからです。
さまざまな利用条件があり、審査に通らないことも珍しくありません。
審査に通らなくても、つなぎ融資やダブルローンなどの対処法を利用できることもあります。
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