賃貸物件に入居する際には、さまざまな諸費用がかかるため、ある程度まとまったお金が必要ですよね。
物件によりますが、初期費用のなかに「前家賃」が含まれているケースが多いです。
そこで今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、賃貸物件に入居する際の初期費用のうち、前家賃とは何か、また支払うメリットについて解説します。
賃貸物件の初期費用の一つ「前家賃」とは?「後家賃」との違いも!
前家賃とは、賃貸物件を契約する際に、翌月分の家賃を初期費用として支払うことです。
たとえば4月に進学・就職する人が賃貸物件を契約する場合、前月である3月中に入居する人が多いでしょう。
賃貸物件の家賃は、基本的に1日から31日(月末)までの1か月分ですから、仮に3月20日に入居する場合、月末までの家賃を日割りで支払わなければなりません。
この日割り分に加えて、翌月分(4月)の家賃、つまり前家賃も初期費用に含まれる物件が多いです。
家賃が必要な当月に入ってから支払う「後家賃」制の物件もあります。
前家賃と後家賃の違いは、家賃を前月に支払うか、当月に入ってから支払うかです。
「前家賃だということを知らなかったため、初期費用が予定以上にかかってしまった」といったことにならないように、検討している賃貸物件がどちらのシステムなのか、契約の前に確認することが大切です。
賃貸物件の初期費用として前家賃を支払うメリット・デメリット
続いて、前家賃のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリットとしては、翌月の家賃は支払い済みだという安心感があることです。
また退去する際には、退去する月の家賃は前月に支払い済みなので、ほかの引っ越し費用や新居の準備などにお金を使えます。
デメリットとしては、入居する際の負担が大きい点です。
敷金や礼金、引っ越し費用などたくさんのお金がかかる上、前家賃も初期費用に含まれている場合、そのぶんの現金も準備しておかなければなりません。
また、物件によって前家賃と決められている場合、借主の都合で後家賃に変更することはできませんから、納得した上で契約してくださいね。
まとめ
賃貸物件の「前家賃」とは、家賃を前月に支払うシステムのことで、入居する際には、初期費用として請求されるのが一般的です。
後家賃の物件もあるかもしれませんが、最近は前家賃の物件がほとんどです。
初期費用は高く感じますが、入居の際に前家賃を支払えば、住んでいる間はずっと同じサイクルですから、退去の際には負担が軽く感じますよ。
賃貸物件をお探しの方は、初期費用の一つとして、前家賃も予算に入れて検討してくださいね。
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