不動産売買において角地物件の人気は高く、相場より高値で取引されることも多いです。
実際には、角地にはメリットとデメリットの両方があり、それを把握しておくことが売却成功のコツといえるでしょう。
今回は、角地物件を売却するときに知っておきたい角地のメリット・デメリットや売り方のコツについてご紹介します。
物件売却で知っておきたい!角地のメリットとデメリット
角地は2方向以上が道路に面していますし、両隣に家が建つことはありません。
一般の宅地であれば隣家の間取りに配慮して玄関位置や窓の配置を決めますが、角地の物件ならより自由で開放的な間取りをとれます。
角地物件のなかでも南側が道路に面している物件は日当たりが良く、マイホーム向きです。
日中なら採光だけで十分な照度が得られるでしょう。
出入り口を2方向に設置でき、玄関と車庫が分かれている物件は車の出し入れがしやすいのも角地のメリットです。
ただし人通りの多い道路に囲まれている場合は、プライバシーが守られない可能性があります。
さらに大きな道路に接している場合は、夜中まで車の騒音に悩まされるかもしれません。
角地物件は地方自治体によっては高さ制限を受ける可能性がある点にも注意が必要です。
不動産の建築制限については売る前に説明する必要があり、場合によってはそれにより契約が成立しにくくなります。
角地の不動産物件を上手に売却するコツとは?
角地にある物件をうまく売却するには、立地のメリットをアピールするだけでなく、デメリットについていかに説明するかがポイントになります。
たとえば人気の南向きの物件は日当たりが良好なのがメリットですが、夏場は日差しがきつく室内が傷む可能性があります。
また、道路に面していると隣家とのプライバシーの問題は少なくなりますが、騒音や通行人からのプライバシー保護の問題に悩むかもしれません。
だからこそ防音対策やフェンスでの目隠しなど、なにか対策している場合はそれをしっかりとアピールすることが重要です。
デメリットを隠すのではなくきちんと伝えたうえで対策を伝えれば、買い手からの印象もよくなるでしょう。