マイホームの購入には、さまざまなお金が必要になります。
頭金や手付金もその一部ですが、どういったものなのかよくわからない方も多いでしょう。
この記事では、マイホーム購入に必要な頭金と手付金について解説します。
頭金と手付金の違いや、それらを含む諸費用の内訳、注意点にも触れているので、物件の購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
マイホームに必要な頭金と手付金の違いとは
マイホームの購入においては、購入代金の一部を現金で支払い、残りを住宅ローンで支払う形が一般的です。
この場合の、購入代金のうち現金で支払う分が頭金です。
頭金の目安は、価格の1割から2割ほどとされていますが、年収などの条件によっては頭金ゼロでも住宅ローンを借り入れられる可能性があります。
ただ、頭金が少ないとローンの借入額が増えるため、毎月の返済による負担は重くなるので気をつけなければなりません。
そのため、親族から資金の援助を受けてでも、頭金を増やす方も多いです。
そして、手付金も購入代金の一部ですが、契約時に支払う点が頭金との違いです。
手付金は解約金の意味合いがあり、契約後一定期間中に、買主の都合で契約を破棄する場合には、手付金が戻ってきません。
逆に、売主の都合による契約破棄であれば、売主から買主へ手付金の2倍にあたる額が支払われます。
なお、手付金の目安は、購入代金の1割から2割です。
マイホーム購入に必要な頭金と手付金を含む諸費用とは
マイホームの購入には、頭金や手付金をはじめとした諸費用が必要です。
安心して取引をするために、必要な諸費用の内訳を把握しておくとよいでしょう。
諸費用の金額は、物件の内容や借入金額にもよります。
その内訳は、おもに売買契約書などの印紙税や、仲介手数料、登記費用、火災・地震保険料などです。
そのほか、生活をはじめるために必要な引っ越し費用や家具・家電の購入費用なども広い意味で諸費用といえるでしょう。
諸費用は、自己資金で用意するのが一般的です。
また、住宅ローンに含めて融資してくれる金融機関も増えています。
マイホームの購入に必要な頭金と手付金に関する注意点とは
頭金と手付金に関する注意点は、まず頭金は多いほうが安心できる点です。
頭金ゼロだと、ローンの負担が重くなるので、あまりおすすめしません。
ただ、頭金が少なくても、共働きによる返済など、プランをしっかり立てておけば不安は軽減できます。
返済計画を立てたうえで、ローンを借り入れるのがポイントです。
